羽根つき
観賞用の羽子板ではなく、実技用の羽子板で遊びましょう。
中国で羽根に硬貨をつけたものを蹴る遊びがあり、これが室町時代に伝来しました。当時の宮中の様子を記録した『看聞御日記』(1432年)では、羽根つきに負けたらお酒を振舞っていたと記録されています。
やがて羽根つきで厄祓いできると信じられるようになり、江戸時代には、年末になると邪気を祓うための羽子板を贈るようになります(浅草の羽子板市は有名ですね)。
さらに、羽根に使われるムクロジの実を「無患子」と書き、子どもが患わないという魔除けに通じるものとして、女の子の初正月に羽子板を贈る風習が生まれます。また、『世諺問答』(1544年)では、羽根のとぶ様子がトンボに似ていることから、子供の病気の原因となる蚊に刺されないよう、蚊の天敵であるトンボに見たてて、正月に羽根つきをするようになったと書かれています。
羽根にも2種類あります。こちらの「矢羽根」は落ちてくるスピードが速い。「丸羽根」(上段の画像↑)はくるくる回りながらゆっくり落ちてきます。
こうして、羽根つきは1年の厄をはね、子供の健やかな成長を願うものとして、親しまれてきたのです。打ち損じると顔に墨を塗るのも、魔除けのおまじないです。
■押し絵などで装飾された観賞用の羽子板と、簡素な実技用の羽子板がありますので、実際に遊ぶ場合には実技用の羽子板で思う存分楽しんでください!
ちなみに、ひとりで突く場合とふたりで突く場合では、呼び名が違います。
【突き羽根】 ひとりで何回突けるか競う遊び方
【追い羽根】 ふたりで突いて勝負する遊び方
タグ
2009年5月29日|
カテゴリー:お正月 遊び




